66日間の継続が
習慣化につながる
極度の緊張や疲れとともに日々を生きるビジネスアスリートやクリエイティブワーカーにとって、日常的に必要となる栄養素は、一般の人が必要とする栄養素とは少し異なります。また、それらの栄養素は不足しがちなのが現実です。
しかし、過剰な栄養素を短期間で集中的に摂ることは得策ではありません。 重要なのは、必要な栄養素を適切なかたちで中長期的に補い続けること。そうすると心と身体が整えられ、常に自然体で高いパフォーマンスを発揮することにつながっていくのです。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのPhillippa Lally博士の研究では、習慣化は66日間の継続によるものだと言われています。その理論に基づいて、Tune Programではコンディショニングを行なうための習慣化をサポートしています。今日は、習慣化のメリットとよい習慣を身につけるための考え方をご紹介します。
意志の力は
「有限」である
そもそも、なぜ習慣化が重要なのでしょうか? 成功に必要なのは「才能」より「意志力」という研究結果もあるように、新しいことに挑戦するためには、意志の力が欠かせません。
ロイ・バウマイスターの著書『WILLPOWER 意志力の科学』によれば、意志力(自己コントロール能力、自己統制能力)は、その量に限りがあり、使うことで筋肉のように疲労すると言われています。しかしながら、よい習慣をつけることやコツコツと続けることで、高いパフォーマンスを発揮できるとも指摘されています。
意志力を使わないためにも習慣化のスキルが重要になってくるわけです。日々の行動のルーチン化で習慣化が起き、自然とPDCAがまわり、意志力を使わずともよりよい高みに登っていくことができます。
習慣化がもたらす
3つのメリット
わたしたちは習慣化には3つのメリットがあると考えています。1つ目は、有限の意志力を新たなチャレンジやフォーカスするべき領域、やりたいことに投下できること。
2つ目は、怠けたいという気持ちやる気の有無に左右されず、淡々と行動を続け、結果につなげていけること。
3つ目は、意志力を使わずにやるべきことに取り組めるので、心の余裕がうまれ自己充足感や幸福度で心や身体が満たされること。
自身の能力やパフォーマンスを解き放つために、習慣化は重要な要素であると考えています。
「小さな問い」が
習慣化につながる
前述のように、習慣化は66日間の継続によるものです。まずは、66日間は続けてみることが重要です。そのために、わたしたちが知っておくべきことは何でしょうか。
そのひとつは、「小さな問い」を立てること。
予防医学者の石川善樹氏は『ハーバード・ビジネス・レビュー』に掲載した論考にて、継続とは「がむしゃらな意志力ではなく、不断の試行錯誤にほかならない。みずから小さな問いを立て、行動し、それを小さな報酬に結び付けながら変化し続けることだ」と指摘しています。
人間の脳は怠ける癖をもっています。だからこそ、目標や報酬を細かく設計し、小さな積み重ねや成功を褒めてあげることで、継続率が高まり習慣化につながっていきます。習慣化は大きな目標を成し遂げることではなく、日々の小さな継続の積み重ねです。
Tuneは、その小さな継続を持続するサポートをし、大きな習慣化という力をユーザーに獲得してもらうことを目指しています。「コンディショニング」という技術を身に着け、Tuneユーザーのもてる力のすべてを発揮できる状態をつくりだしたい、と考えています。
本ブログでは、習慣化のためのTipsを継続的に発信していく予定です。そちらもぜひチェックしてみてください。